1972-03-10 第68回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号
そして資料を出さしたところが、土呂久地区とそれから山附地区、これを対照した資料を出してきたのです。双方の差があまりないからよろしいというような資料なんです。ところが宮崎県全体、日本全体との資料の対比が一つもされておらぬのです。
そして資料を出さしたところが、土呂久地区とそれから山附地区、これを対照した資料を出してきたのです。双方の差があまりないからよろしいというような資料なんです。ところが宮崎県全体、日本全体との資料の対比が一つもされておらぬのです。
○山本説明員 私も県から取り寄せました調査の報告書を見ますと、過去の死亡例の中で肺ガン、肝臓ガン、直腸ガン、子宮ガンというものが山附地区に比べて非常に多いということがわかっております。また国民健康保険の受療状況を見ましても、この土呂久地域におきましては悪性新生物に対して罹患が多い、こういうことがわかりました。
ここに土呂久地区、山附地区で二十三名の人があがっているわけですが、それぞれにつきまして血圧測定、血球検査、心電図、たん白分画、毛髪検査、肝臓機能検査、GPTチモール検査、つめの検査というようなことをずっとやってございまして、その結果、たとえば皮膚の角化層が厚くなっている、それから貧血がある、色素沈着がある、そういうような一応所見のある人たちにつきまして精密検査に持ち込んでいこう、こういうぐあいになっているわけでございます
土呂久地区と環境及び社会的条件がきわめて類似しております対照地区として山附地区を選びました。土呂久地区は、御承知のように世帯数五十五世帯、人口二百六十九名、それに対しまして山附地区は世帯数五十六世帯、人口二百八十二名のところでございます。